同じ病気を持つ仲間と
気持ちを分かち合いたい
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更新日:2024年3月25日 公開日:2020年7月27日
同じ病気を持つ仲間と気持ちを分かち合いたい
家族やデイケアのスタッフさんは私の話を聞いてくれるけど、私の病気の全部をわかってもらうことができなくて歯がゆい。ほんのちょっとしたことで楽しくなったり、落ち込んだりする私の気持ちも 、同じ病気を持つ仲間ならわかってくれると思うけれど、仲間の探し方がわからず、悩んでいる。
河原優香子 23歳
専門医からのメッセージ
病気のことやあなたの気持ちなど、同じ病気を持つ仲間だからこそ分かり合えることもあります。また、仲間の頑張りがあなたを励ましてくれることもあります。同じ病気を持つ仲間が集まる場に当事者会があります。また、同じ病気で困っている仲間をサポートするピアサポーターとして支援活動を始めることもとっても良いことです。
今回活用した支援
- 当事者会
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同じ病気や問題を持つ当事者が自発的につながり、悩みを分かち合ったり、情報を得たりできる場です。病気のこと、家族のことなど同じ病気を持つ当事者だからこそ分かり合えることもあるので、あなたに大きな勇気を与えてくれることもあるでしょう。地域単位から全国規模までさまざまな当事者会があります。
活動内容
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話し合い
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情報交換
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社会活動
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学習会
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など
学べること・
身につくこと
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対人関係
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社会性
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病気の知識
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など
対象
友達を作りたい方、病気の悩みや相談事を抱えている方 など
場所・相談先
病院・診療所、地域、都道府県、全国規模など、大小さまざまな当事者会があります。
身近な当事者会を知るためには、お住いの市区町村、保健所などの行政機関に問い合わせてみるのが良いでしょう。
費用
参加は無料です。活動によって別途実費(交通費・食費など)が必要になることがあります。
- ピアサポーター
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「ピア」とは仲間という意味です。ピアサポーターは、当事者が自らの経験をもとに仲間をサポートします。地域の福祉法人やNPO法人などで支援活動をしたり、地域活動支援センターなどで働いたりしています。
ピアサポーターだから相談できることもあります。また、ピアサポーター自身も、自身の病気の経験を仲間の支援に役立てることで、勇気や元気をもらえるという相互作用があります。
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【監修者】
北里大学医学部 精神科学 主任教授
稲田 健 先生
北里大学医学部を卒業後、精神科医として20年以上にわたり多くの統合失調症患者さんを診療してきました。また、日本精神神経学会の専門医・指導医、日本臨床精神神経薬理学会の専門医にも認定されています。精神疾患の当事者の皆さまが社会で自分らしく安心して暮らせることを目指して、特に精神科の薬物治療の研究に日々取り組んでいます。