一般企業で働きたい
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更新日:2024年3月25日 公開日:2020年7月27日
一般企業で働きたい
統合失調症を発症して、治療のために勤めていた会社を辞めることになってしまった。
現在は症状も安定しており、リハビリテーションを通して症状への対処法なども身につけることができた。以前のように、一般企業への就職にチャレンジしたいと思っている。
平岡和也 26歳
専門医からのメッセージ
病気が落ち着きリハビリテーションも順調に進んできたら、一般企業への就労を考える良い時期かもしれません。いきなり一般企業へ就労するのではなく、しっかりとした準備をすることが上手くいくポイントです。就労移行支援事業を活用して一般企業で必要となる仕事の知識や能力を高めていきましょう。
今回活用した支援
- 就労移行支援事業
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一般企業への就労を希望する人に、就労に必要な知識や能力の向上のための訓練を行っている事業です。事業所内で作業訓練、職場実習、就労後の職場定着支援などを行います。利用期間は原則2年となっています。
活動内容
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作業訓練
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職場実習
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職場探し
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職場定着
支援 -
など
学べること・
身につくこと
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作業能力
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対人関係
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仕事の知識
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適性のある
職種 -
など
対象
一般企業への就労を希望する方
相談先・申請先
お住まいの市区町村の障害福祉担当窓口または障害者就業・生活支援センターで就労移行支援事業所についてご相談ください。気になった事業所へは一度見学や体験に行くことをお勧めします。
利用する事業所が決まったら、お住まいの市区町村の障害福祉担当窓口で利用申請を行い、承諾され手続きが完了すれば事業所に通うことができます。
費用
基本的に利用料が必要ですが、所得により利用料がかからない場合もあります。
詳しくは厚生労働省のHPをご確認ください。
(https://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/service/hutan1.html)
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【監修者】
北里大学医学部 精神科学 主任教授
稲田 健 先生
北里大学医学部を卒業後、精神科医として20年以上にわたり多くの統合失調症患者さんを診療してきました。また、日本精神神経学会の専門医・指導医、日本臨床精神神経薬理学会の専門医にも認定されています。精神疾患の当事者の皆さまが社会で自分らしく安心して暮らせることを目指して、特に精神科の薬物治療の研究に日々取り組んでいます。