統合失調症とは

感じ方や考え方、行動をまとめることがうまくいかなくなる病気です。幻覚や妄想
などの陽性症状、意欲の低下や感情の鈍化などの陰性症状、認知機能障害など
の症状があらわれます。

平岡和也

統合失調症は
適切な治療を行うことで
少しずつ回復に
向かっていきます。
前向きな姿勢は
回復への道しるべとなります。
統合失調症との上手な
つきあい方を身につけて、
あなたらしく
過ごしていきましょう。

医療従事者

統合失調症とは

  1. 感じ方や考え方、行動をまとめる(統合する)ことがうまくいかなくなる病気です。
  2. 100人に1人がかかるといわれており、決して珍しくありません1)
  3. 原因ははっきり分かっていませんが、脳内のドパミンという神経伝達物質の働きの乱れや、
    心理社会的なストレスが関連していると考えられています。
  4. さまざまな症状があらわれることがありますが、上手につきあうことで日常生活を取り戻すことができます。

1)松岡洋夫:精神経誌., 109:189, 2007

統合失調症の主な症状

陽性症状

陽性症状
  • 幻覚
    ほかの人には聞こえない音や声が聞こえたり、見えないものが見えたりする
  • 妄想
    本当でないことを信じてしまう
  • など

陰性症状

陰性症状
  • 意欲の低下
    やる気がなくなる
    外出しなくなる
  • 感情の鈍化
    身だしなみを気にしなくなる
  • など

認知機能障害

認知機能障害
  • 記憶の障害
    新しい情報を習得するのに時間がかかる
  • 注意力の低下
    日常会話に集中できない
    自分の考えをまとめられない
  • など

不安・抑うつ

不安・抑うつ
  • 気分の落ち込み
    何をしても気分が晴れない
  • 不眠
    寝ようとしても眠れない
    朝早く目が覚める
  • など

統合失調症の症状の経過

統合失調症になっても適切な治療を受けることで、少しずつ回復していきます。
統合失調症は、病気の経過により大きく4つの病期に分けることができます。

統合失調症の症状の経過(概念図)
と治療

統合失調症の症状の経過(概念図)と治療 統合失調症の症状の経過(概念図)と治療

監修:東京女子医科大学医学部精神神経科 准教授 稲田 健 先生

専門医が答える
統合失調症 Q&A

統合失調症は、治療すれば良くなるのでしょうか?

統合失調症にはさまざまな経過があります。幻視や幻聴などの症状が辛い時期もあるかもしれませんが、治療によって改善が期待できます。また、症状や対処法を理解することは、日常生活を取り戻すことにもつながります。

嶋田聡志

統合失調症の治療を見る

監修:東京女子医科大学医学部精神神経科 准教授 稲田 健 先生